こんにちは。今日は、私がずっと心の中で迷い続けてきた、ある“宝物”についてお話しさせてください。
それは、私のシルバニアファミリーのコレクションの中でも、とくに大切にしているアイテム――
「シルバニアの日シリーズ」の『あこがれウェディング』として発売された、ウェディングドレスとタキシード姿の特別なペアのお人形です。
このペアだけは、なぜか当時2つ購入していて、
1つは「いつか開ける用」、もう1つは「大切に保管する用」として、どちらもずっと大切に持ち続けてきました。
でも、実はまだどちらも開けていません。
クローゼットの奥、段ボールの中に、箱のまま、きれいな状態でしまってあります。

目次
🪞ふと湧いてきた「もったいない」の気持ち
ある日、部屋の整理をしていたときに、クローゼットの奥でその段ボールを見つけました。
箱の中で静かに眠っていたお人形たち。
久しぶりに手に取った瞬間、心が少しだけざわつきました。
「この子たち、こんなに長い間しまいっぱなしで、本当によかったのかな?」
「そろそろ飾ってあげたほうがいいのかも?」
「でも、開けるのがもったいない気もする…」
そんな想いが、胸の中を静かに行き来しました。
買った当時は、「特別な日に開けたい」と思っていたはずなのに、
その“特別な日”がなかなかやってこなくて、結局、今日までクローゼットの中。
長く大切にしまってきたからこそ、いざ開けようとすると、手が止まってしまう。
そんな不思議な矛盾に、ふと気づいたのです。
🎁「持っているだけで意味がある」と気づいた瞬間
でも、その時ふと思いました。
この子たちは、ただの未開封の人形じゃない。
私があの頃、心ときめかせながら選んだ、“思い出そのもの”なんだ。
たとえ箱から出していなくても、飾っていなくても、
このペアは、当時の私の気持ちをぎゅっと詰め込んだ、大切な記念品なんです。
「使っていない=意味がない」わけではないし、
「開けていない=楽しめていない」わけでもありません。
むしろ、大切にしまっておくことで、
私の中の思い出がずっと色あせずに残ってくれていた。
そう思ったら、少しだけ心が軽くなりました。
🌸決断しないという選択肢
それでも、時々心が揺れます。
「このままずっとしまっておくだけでいいのかな」
「売ったほうが誰かの役に立つのかも」
「今より飾るスペースがあればなあ…」
そんなふうに迷う日も、やっぱりあります。
でも、最近ようやく思えるようになったんです。
「今はまだ、そのときじゃないだけ」
「手放すかどうか、焦って決めなくていい」
「“まだ開けていない”という状態もまた、大切な楽しみの一つ」
クローゼットの中にそっと眠る宝物が、
私にとって「いまも大切な存在であること」には、変わりありません。
🧵おなじ気持ちで悩んでいる方へ
もしこの記事を読んでいるあなたも、
同じように「大切なものを手放すべきかどうか」で迷っているなら――
無理に決断しなくても大丈夫です。
- 持っていてもいいんです
- 使っていなくてもいいんです
- 開けられなくてもいいんです
大事なのは、それを「大切に思っている自分の気持ち」。
いつか気持ちの整理がつくまで、やさしく時間をかけて向き合っていきましょう。
次回は、「なぜそのとき、このペアだけを2つ買ったのか?」という
自分の気持ちの奥を、もう少し振り返ってみたいと思います。
また、読みに来ていただけたら嬉しいです。
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