こんにちは。前回の記事では、「シルバニアの日シリーズ」の『あこがれウェディング』について、
ずっと開けずにクローゼットの奥にしまっている、私の“宝物”について書きました。
今回は、その続きをお話しさせてください。
テーマは、「なぜ、あのときこのペアだけを2つ買ったのか?」という自分への問いです。
🌸たったひとつの「記念日」として選んだペア
あの頃の私は、毎日が慌ただしくて、
「ご褒美をあげる」ということすら忘れがちな生活をしていました。
そんななかでふと、シルバニアの日の記念アイテムが発表されたとき、
お店で目にしたこの『あこがれウェディング』のペアに、心がふっとときめいたのを覚えています。
キラキラしたドレス。やさしい表情。ぴったり寄り添う2体の姿。
「この子たちは、今の私に必要なものを、そっと表してくれている気がする…」
そう思った瞬間、「これは絶対に買おう」と決めていました。

🧸なぜ“2つ”も?
でも、買い物カゴに入れるときに、気づいたんです。
「1つだけじゃ、足りない気がする」と。
もしかしたら――
「飾る用」と「大切に保管しておく用」にしたかったのかもしれません。
または、開ける勇気が出なかったときのための“保険”のような気持ちも、どこかにあったのかもしれません。
あるいはただ、「この子たちと離れるのが惜しかった」だけなのかも。
だけど本当は、それ以上に――
「何かを“ちゃんと大切に持ち続けたい”という気持ちが、当時の自分の中にあったから」
そんな気がしています。
🎀それは、私にとって“希望の形”だった
今になって思うのは、
このウェディングのペアが「理想」だったわけではないということです。
純粋に、やさしくて、幸せそうで、
見ているだけで自分まであたたかくなれる存在。
「こうありたいな」と思わせてくれる、静かな“希望”だったんです。
だから私は、この子たちを2つ買った。
そして、大切にしまい続けている。
飾ることも、開けることもなかったけれど――
しまってあるその箱を見るたびに、
あのときの気持ちと、当時の自分を、
ふっと思い出すことができるんです。
🪞物が思い出を超えてくるとき
シルバニアは、単なる“お人形”じゃない。
私にとっては、過去の気持ちや、小さな夢や、
「こんなふうにありたい」と願った瞬間そのものです。
そう考えると、この『あこがれウェディング』のペアは、
私にとって“時間の結晶”のようなものなのかもしれません。
📦手放せない理由の、その奥にあるもの
「開けられない」「手放せない」という気持ちには、
ときに“執着”や“未練”のような響きもあるけれど、
実はその奥に、“過去の自分への誠実さ”が隠れていることもあると思うのです。
- あのときの気持ちを忘れたくなかった
- あの瞬間の自分を、肯定してあげたかった
- 「大切にしたい」という感覚を、確かに持っていた
だからこそ、いまもこうして、そっとそばに置いている。
🧵次回は…
次回は、もう少し実用的な視点から、
「開ける?飾る?手放す?それとも保管?」といった、
“これからの向き合い方”について、私なりの気持ちを書いてみたいと思います。
シルバニアが大好きで、大切に思っているからこそ迷ってしまう――
そんな気持ちを、共に大事にしていけたらと思います。
↓↓↓続きはこちら↓↓↓
↓↓↓前回はこちら↓↓↓